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  • 執筆者の写真sawari

津軽三味線紹介②~歴史編~

更新日:2019年2月26日

こんにちは!今回は津軽三味線についてほとんど知らない、という方に向けて

津軽三味線の紹介をしたいと思います。


三味線の起源は古く、中国において成立した"三絃"という弦楽器が沖縄を通して日本に伝わり、江戸時代中期に日本独自の"三味線"として成立しました。

三味線はその土地土地の芸能・文化と融合して様々に発展し、そのうち日本最北端の青森県津軽地方で発達したものが"津軽三味線"ということになります!

三線という沖縄の楽器をご存知の方も多いと思いますが、それは沖縄バージョンの三味線ということですね!


〜始まりは門付けだった〜


津軽三味線自体の歴史は浅く、始まってからまだ100年程度であると言われています。

津軽三味線の文化は、視覚障害を持った男性が生きていくために門口の前で演奏をし金銭を乞う「門付け」というのが始まりです。

主に演奏していたのが「曲弾き」と呼ばれる各奏者オリジナルの独奏曲で、ある程度の決まりごとがある中で自由なフレーズ・テンポで弾く曲です。

視覚障害のある方が演奏していたため楽譜は存在せず即興での演奏が基本で、弾くたびに内容が変わりました。

お客さんの反応やその時の気分に合わせて、バイブスに乗って演奏する。

なんだか音楽の原点であるような気がしますね。

時代は変わり視覚障害者に限らず演奏者は広まり、いくつかの流派に分かれて発展していきました。

最近では津軽三味線をより盛り上げようと流派を超えた交流やJ POPのカバー、いくつかのパートに分かれた合奏曲の創作も盛んになってきています。私たちもそんな団体の一つです。

津軽三味線は比較的新しい伝統文化で、これからの発展にますます期待がされる文化の一つなのです!


いかがでしたでしょうか。

津軽三味線の歴史についてはあまり多くの文献が残されておらず分からないことも多いです。何か面白い情報がありましたらコメント等お待ちしております!

 

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